2015年09月10日00時13分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201509100013104
市民活動
9月14日 「くらしの足元から戦争法案を考える集い」
消費者・生活者9条の会と日本消費者連盟で9月14日午後都内でに
「くらしの足元から戦争法案を考える集い』を開きます。戦争法案で戦場で何が起こるかは国会審議を通して次第に明らかになっていますが、くらしの足元で何が起こるのか、まだ見えてきません。14日の集いでは、憲法を掲げて市政に取り組んできた元国立市長の上原公子さんとさいたま市で9条を詠んだ俳句が公民館報で掲載拒され、現在違憲訴訟を起こしている作者と市民応援団の方からの話をお聞きし、話し合います。お出かけください。(大野和興)
≪くらしの足元から戦争法案を考える集い≫
主催:消費者・生活者9条の会 日本消費者連盟共催
日時:2015年9月14日午後2時〜午後4時
場所:東京都内・飯田橋セントラルプラザ16階学習室A
お話:上原公子さん(うえはら・ひろこ、元国立市長)
「9条俳句」作者と市民応援団代表の武内暁(たけうち・さとる)さん
参加費 500円
お問い合わせ:03-5155-4765 office@nishoren.org
新宿区西早稲田1-9-19-207 日本消費者連盟
いま国会審議中の戦争法案。国会では戦時に戦地で何が起こるかが集中的に審議されていますが、この法案が成立したら私たちのくらしの足元、日々の生活にどんな影響をもたらすのか、明らかになっていません。そこで「消費者・生活者九条の会」と日本消費者連盟は9月14日そのことを具体的に明らかにし、どう運動を進めるかを考える集いを開催します。
ゲストに元国立市長で憲法を生かす街づくりを一貫して追求され、今回の戦争法案を支える国民保護法に首長として最後まで抵抗した上原公子さん、「9条俳句」の作者と裁判闘争を支える市民応援団代表の武内暁さんをお招きし、お話を聞いて参加者全員で話し合いを行います。
「9条俳句」とは、公民館の俳句クラブで詠んだ俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」を公民館が館報への掲載を拒否した事件です。戦争の足音が近づくとともに市民の表現の自由、思想の自由が狭められてきている象徴的な事件で、いま作者は違憲・損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴しています。
法案通りに世界中で戦争ができる国になるには、膨大な軍事費をかけて軍備を充実させなければなりません。借金財政のなかで防衛(軍事)予算のみ突出して増え、社会福祉や教育予算、医療や介護に回す予算は大きく削られるでしょう。
戦争に関与するには、政府は平和を求める言論や行動、権利の主張を抑えてくるはずです。市民運動もまた規制される時代がくるでしょう。戦争法制の一つに国民保護法があります。武力攻撃事態のもとで住民の保護や避難を定めた法律ですが、避難ために移動の強制、食料など物資の収用、土地の接収などが定められています。避難のじゃまになると流言飛語の取り締まりに名を借りた言論抑圧もありえます。
こうした事態を具体的に想定しながら、消費者・生活者として戦争法案にどう立ち向かうかを話し合い、一緒に考える集いです。ご参加、お待ちします。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。