2015年10月31日23時03分掲載
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沖縄/日米安保
グリーンピースの船「虹の戦士号」、辺野古の海に
国際環境NGOグリーンピースは11月初旬、米軍新基地移設先の沖縄県名護市辺野古の海域に、グリーンピースの船「虹の戦士号」を11月上旬に派遣虹の戦士号を辺野古の海に派遣する。辺野古新基地建設に反対する地元市民団体から招聘されたもので、辺野古では海洋環境調査や地元市民団体へ賛同を示す活動を展開する。「虹の戦士号」の活動は国際的にも注目されており、辺野古問題を国際社会に訴える上でも大きな効果があるとみられている。(大野和興)
グリーンピースは2005年、2007年にも名護市辺野古沖へ船を派遣しており、今回が3度目の訪問です。
グリーンピース・ジャパンはこの問題を発表したプレスリリースで次のように述べている。
海洋生態系担当の小松原和恵は「沖縄県知事の埋め立て承認取り消しに対し、政府が不服審査請求を申し立てることで承認取り消しを無効にしようとすることや、埋め立てに関して適切な環境アセスメントが行われていないことなど、同基地建設のプロセスは明らかに非民主主義的です。ジュゴンやウミガメを含む絶滅危惧種262種のすみかでもある辺野古・大浦湾は、基地ではなく、海洋保護区として未来に残すことを強く求めます」と訴えました。
沖縄・生物多様性市民ネットワークの吉川秀樹共同代表は、グリーンピースの船を招へいしたことに関して、「2005年、2007年と辺野古にグリーンピースの船がきたとき、基地建設に対して抗議を行ってきた地元の私たちは、非常に勇気付けられました。地元沖縄の圧倒的な基地建設反対の民意がある中、基地建設を強行する政府には憤りを感じます。今回も『虹の戦士号』の訪問が、埋め立てに反対する人々への声援となり、地元の民意を国内外に伝えるきっかけになればと思います」と述べました。
グリーンピースは、世界の海の40%を海洋保護区に制定することで、多様なすべての生物の命を育み続けることのできる豊饒の海を守り、将来世代にまで繋げることを目標の一つとしています。
グリーンピースは「虹の戦士号」の今回の行動を支える支援を求めている。
新基地建設を止めたい、貴重な海を埋め立てしてほしくないという願いを国内だけではなく、世界中の声を集めて沖縄に、そして日米両政府に届けたい。そして地元で、勇気をもってこの埋め立てを止めようとしている人たちを支えたい。
この派遣には困難も予想されます。沖縄の人たちの強い決意を支えるため、ぜひご協力ください!
http://www.greenpeace.org/japan/ja/Action/HenokoBay/
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