2015年11月20日15時33分掲載
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国際
イタリアのマグレブ系女子高生がパリ犠牲者への黙祷拒否 警察が6人を拘束
パリでの襲撃事件の犠牲者に対する黙祷拒否の動きが止まらないようだ。11月19日付の「ワタン」(米国で発行するアラビア語と英語の独立自由メディア)によると、マグレブ(アルジェリアやモロッコなど北アフリカ地方)系が大部分を占めるイタリア人女子高校生6人が、事件の犠牲者への1分間黙祷を拒否したというのだ。(アラブの眼)
イタリアの都市フィリス(正確な発音不明)の警察は、黙祷を拒否した6人を拘束した。
あってはならないことと女子高生の行為に驚いた、Daverio-Casula(学校名?)のNicoletta Pizzato(校長名)女史に急報された警察は、生徒らを呼び黙祷への参加を拒否した背景など詳細を調査した。
「今月初めにシナイ半島で起きたロシアの航空機墜落での死者へは黙祷をささげないのに、フランスでの犠牲者にはなぜ、1分間黙祷するの?」というのが彼女たちの返事だった。
女高生の行為には疑義があるとしたイタリア警察は、更に動機を調べるべく、彼女たちが頻繁に出入りする場所を聞くため父親を呼び出した。警察はこの行為を真剣視しているのだ。
一方、ISの支援者がリビアの都市シルトで「パリ遠征」を祝い通行人や運転手らに菓子を配ったが、ISの支持者の行為であるから、驚くには値しないだろう。
【菓子を配布している写真】
http://www.watanserb.com/2015/11/19/%D8%B5%D9%88%D8%B1-%D9%87%D9%83%D8%B0%D8%A7-%D8%A7%D8%AD%D8%AA%D9%81%D9%84-%D8%AF%D8%A7%D8%B9%D8%B4%D9%8A%D9%88-%D8%B3%D9%90%D8%B1%D8%AA-%D8%A8%D9%80%D8%BA%D8%B2%D9%88%D8%A9-%D8%A8%D8%A7/
欧州在住のムスリム移民たちは、イスラームフォビアの動きを恐れて、襲撃事件への反対、抗議を表明することで、極力事件の鎮静化を図ろうとしてきたが、子供とはいえ、このような刺激的な行為が表面化するとは極めて異常である。
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