2015年12月03日13時08分掲載
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コラム
雑感 音楽の目的 滝川雅弘(ジャズ・クラリネット奏者)
何の為に音楽を演るのだろうと考えた時、私の場合4歳からピアノを習わされ12歳からクラリネットを吹いているだけなので明確には分からない。
振り返ってみるとストリートミュージシャンをやっていた30代の頃やクラリネット何本かでクラリネットバトルのライブを頻繁にやっていた40代の頃は比較的楽しかった。大阪は2008年GDPが全国5位だったのが現在17位、店は何処ともガラガラだ。仕事が全然無いので職安通いをしている頃アマチュアだが人気の有る神戸のデキシーランドジャズのバンドからお誘いが有った。すると神戸は行政がジャズをバックアップしている事も有り少なくとも大阪よりは盛り上がっている事が分かった。
デキシーランドジャズは1920年代アメリカで盛んに演奏された演奏形態だが、現在日本では皆それをコピーをしているだけでクリエイトは不要なのだと複数のミュージシャンから聞かされた。
少し前だがクラシック界の故濱中浩一(cl)氏は発表会の最後に、モーツァルトが曲を書いた時のallegroと現在のallegroは速さが異なって当然であり私達は高度に文明の発達した現在の社会に合う様なモーツァルトを演奏しなければならないと仰っていたのを覚えている。ジャズはそうでは無いのだろうか?モーツァルトの時代は勿論録音技術等無く当時の演奏を伺い知る事も出来ない訳で、それ故どんな風に解釈しても良いのであればクラシック音楽の方が実は自由が有るのでは無いかと思った。
滝川雅弘 ジャズ・クラリネット奏者
(編集部 :滝川さんは関西を中心に活躍中です)
■夏のジャズフェスの想い出 滝川雅弘(クラリネット奏者)
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■ジャズとクラリネット 滝川雅弘(クラリネット奏者)
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■ジャズは社会そのもの 滝川雅弘(クラリネット奏者)
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■魚釣りと私 滝川雅弘(クラリネット奏者)
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■インターネットについて 滝川雅弘(クラリネット奏者)
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■大阪W選挙 滝川雅弘(クラリネット奏者)
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■大阪W選挙(その結果) 滝川雅弘
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