2015年12月18日01時12分掲載
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市民活動
シベリア抑留者支援センターEメイル・ニュース No.34(2015.12.10)
来年は「日ソ共同宣言」(1956年10月19日)から60年、「日ソ捕虜収容者協定」(1991年4月18日)から25年です。
しかし、舞鶴引揚記念館所蔵シベリア抑留資料のユネスコ世界記憶遺産登録に関してロシア外務省情報出版局が発表したコメント(10月22日付、下記参照)には、依然「シベリア抑留」は二国間の外交問題であり、日ロ双方の認識に隔たりがあり、対話が必要であると述べられています。
今年プーチン大統領の来日は実現しませんでしたが、大統領訪日前に、「ソ連・捕虜収容所の被収容者ら」の未解決の問題について、政府間できちんと協議すべきと思います。埋葬地・遺骨の情報だけでなく、誰の責任で、誰の身に何が起きたのか? それらを明らかにする共同の作業と共通の理解を広げる努力を欠いたまま、平和条約早期締結は困難な気がします。
12月26日は1956年に舞鶴港にソ連から最後の引揚船が帰って来てから59年になります。今年放送されたシベリア抑留関係の番組のビデオ上映会を12月26日13時から大阪経済法科大学・東京麻布台セミナーハウスで開催します。ふるってお越しください。
*各紙地方版や地方紙掲載のシベリア抑留関係の記事をお送りいただければ幸いです。
≪情報&催し物案内≫
◆シベリア抑留・ビデオ(ドキュメント)上映会―2015年TVはシベリア抑留をどう報じ、伝えたか
<日時・内容> 12月26日(土)13:00〜17:30(開場12:30)
<会場> 大阪経済法科大学・東京麻布台セミナーハウス 4F中研修室
(地下鉄日比谷線「神谷町」下車1番出口から徒歩5分)
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
<参加費>500円(*予約不要)
<上映予定作品>>
13:00−13:55 「長岡花火のキセキ―白菊とフェニックス」(新潟放送・2015.1.3.)
14:00−15:00 「こころの時代・私の戦後70年―加藤九祚さん」(NHKEテレ・2015.9.13.)
15:05−16:00 (タイトル未定) (山形放送・2015.12.25放送予定.)
16:05−17:05 「沈黙を破る手紙―戦後70年目のシベリア抑留」(NHK・2015.9.5.)
17:05−17:30 解説&懇談(島田顕関東学院大学講師・ほか)
(*なお、予定プログラムは変更することもあります。家庭用録画機で収録された映像は画質が落ちますが、ご了承ください。コマーシャルが入っているものもあります。また、ほかにも貴重な映像をお持ちの方はご一報ください)
<連絡先>シベリア抑留者支援・記録センター(080−5079−5461)
◆シベリア抑留研究会
<日時>1月23日(土)14:00〜17:00
<場所>大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス研修室
<報告>『朝鮮半島で迎えた敗戦―在留邦人がたどった苦難の軌跡』(大月書店、7月刊)共著者の一人、藤川大樹さん(東京新聞記者)
<連絡先>富田武 tkshtomita@jcom.home.ne.jp
【事務局より】
10/31〜12/5大阪経済法科大学・市民アカデミア「シベリア抑留70年―帰還者と記録が伝えるもの」(全3回)に多数のご参加ありがとうございました。
村山常雄、高橋大造、江口十四一さんらが遺された資料・原稿・図書などをご遺族より寄託され、大阪経済法科大学・アジア太平洋研究センター(東京・麻布台セミナーハウス7F「抑留問題資料室」)で整理作業を行っています。作業を手伝って下さるボランティアを募集中です。当面、毎週月曜日を作業日にしています。
〔12月14日(月)、21日(月)、1月18日(月)、25日(月) *12月28日、1月4日、11日は休みです〕
資料等を寄贈いただく場合は、下記の宛先にヤマト・宅急便(着払い)でお送り下さい。
〒106−0041東京都港区麻布台1−11−5
大阪経済法科大学・麻布台セミナーハウス7F 抑留問題資料室宛て
(080−5079−5461)
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シベリア抑留者支援・記録センター
(E-mail)cfrtyo@aol.com / cfrtyo@gmail.com
(Fax)03−3237−0287
(Tel)03−3237−0217 / 080−5079−5461
(住所)〒102−0074 東京都千代田区九段南2−2−7−601
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