2016年02月06日21時06分掲載
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国際
ヒラリー・クリントン候補がバーニー・サンダース候補に「もったいぶった誹謗はやめてよ」
昨秋、自民党から総裁選に立候補しようとして支持者が集まらず立候補を取り下げた野田聖子議員は先日、安倍首相と仲直りのハグ(抱擁)をしたと伝えられる。そんな昨今、アメリカでは激しい選挙戦が行われている。
最初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン候補は2月4日のニューハンプシャー州での一対一のテレビ討論でライバルのバーニー・サンダース候補に「もったいぶった誹謗はやめてよ」と文句をつけた。これはサンダース候補がヒラリー・クリントン候補が「エスタブリッシュメント」でウォール街からの支持を得ていると言って批判してきたことに対する抗議だった。
ネガティブキャンペーンはしないことを信条にしているサンダース候補だが、クリントン候補がエスタブリッシュメントで金融業界と仲が良い、という指摘はクリントン氏からすると、誹謗に感じられるのだろう。しかし、特定企業から巨額の政治資金を選挙戦で集める今の選挙方法は一人一票を基本とする民主主義を脅かしているというのがサンダース氏である。
一方、クリントン候補は「私が金融業界からお金を得て講演をしたからと言って、政策を変更したことがありますか?」と反撃に出た。むしろ、私は金融業界から恐れられ、攻撃されてきたと言う。
討論ではイスラム国の対策や銃規制など、さまざまな問題が語られたが、最後に「(それでも)我々は共和党候補より100倍優れている」とサンダース氏が締めくくって、二人は握手したがハグまではしなかった。
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