2016年04月16日00時53分掲載  無料記事
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国際

ND米紙ウィークリーニュース第78号(April 8, 2016)

●目次● 
 
「フィリピン政府 北朝鮮の船舶を解放」NYT 3/26 
Philippines Releases Ship Linked to North Korea 
 
「シリア政府、パルミラの遺跡をイスラム国から奪還」WSJ 3/28 
Syrian Government Regains Control of Palmyra From Islamic State 
 
「アップルの新たな試練 米政府の解除方法を研究」NYT 3/29 
Apple’s New Challenge: Learning How the U.S. Cracked Its iPhone 
 
「米国防総省 在トルコ米国人に出国命令」USA 3/30 
Pentagon pulling military families out of Turkey 
 
「パキスタンで200人以上が拘束 自爆テロ事件を受け」WP 3/30 
Pakistan arrests more than 200 suspected militants following Easter bombing 
 
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「フィリピン政府 北朝鮮の船舶を解放」NYT 3/26 
Philippines Releases Ship Linked to North Korea 
 3月26日付のNYタイムズ紙は、フィリピン政府が25日、国連安保理による北朝鮮への制裁決議に基づき差し押さえていた船舶を開放したと報じた。フィリピン外務省のチャールズ・ホセ報道官は、「これ以上差し押さえる根拠がない」と理由を説明したという。 
 同紙によると、「ジンテン号」は今月3日にフィリピンのスービック港に入港後、翌日マニラ北西部沖50キロの地点でフィリピン政府に差し押さえられた。フィリピン大統領府高官は差し押さえについて、「国連安保理の新たな制裁決議に基づいて資産凍結措置を取り、船舶を差し押さえた」と発表していた。ジンテン号を捜索したフィリピン沿岸警備隊によると、武器やその他の密輸品はなく、積み荷は家畜の飼料などに使われるヤシ油の搾りかすとだったという。 
 
「シリア政府、パルミラの遺跡をイスラム国から奪還」WSJ 3/28 
Syrian Government Regains Control of Palmyra From Islamic State 
 3月28日付のウォールストリートジャーナル紙は、シリア政府が27日、古代都市遺跡「パルミラ」を過激派組織「IS」から10か月ぶりに奪還したと報じた。 
 パルミラは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に登録されていたが、IS占拠中に複数の塔墓などが破壊されていたという。 
 米軍司令部は23日に米主導の連合軍がパルミラ付近でISの戦闘区域を空爆したことを発表しているが、ホワイトハウスはシリア政府によるパルミラ奪還についてコメントを控えているという。ジョン・ケリー米国務長官はインタビューで「イラクとシリアでのISとの戦いによって、実質的な進歩がもたらされた」と話した一方、「本当の意味での平和はアサド大統領が退任した時に訪れる」と述べた。 
 シリア国営メディアによると、アサド大統領は27日、「今回のパルミラ奪還は、シリア政府軍および同盟国によるテロとの戦いが功を奏した」と話したが、「米主導のテロとの戦いは空爆により特徴づけられており、テロとの戦いにおいての真摯な姿勢が見られない」と米の空爆を批判したという。 
 
「パキスタンで200人以上が拘束 自爆テロ事件を受け」WP 3/30 
Pakistan arrests more than 200 suspected militants following Easter bombing 
 3月30日付のワシントン・ポスト紙は、27日に州都ラホールで起きた自爆テロに対し、州政府が同日の晩から強制捜索を行い、200人以上のテロ容疑者を逮捕した発表したことを報じた。この自爆テロにより、70人が死亡したとされている。 
 同政府は、不審な活動に備え、今後も数千に及ぶ「マドラサ(イスラム神学校)」を監視し続けていくと述べているという。 
 その一方で、パキスタンの首都イスラマバードでは、イスラム原理主義国家を求める1000人以上の人々によるデモが行われており、同氏は、長期にわたるパキスタンの宗派間の抗争を浮き彫りにするものとなっていると伝えている。 
 
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