2016年04月27日23時55分掲載
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反戦・平和
韓国人元BC級戦犯・李鶴来さんの自伝が発売されました!
『韓国人元BC級戦犯の訴え―何のために、誰のために』(「梨の木舎」刊、46版254頁)
李鶴来(イ・ハンネ)著、内海愛子解説
ISBN978−4−8166−1603−7
(定価1700円+税)
【李鶴来(イ・ハンネ)略歴】
1925年韓国全羅南道宝城郡生まれ(今年91歳)。
17歳で日本軍の捕虜監視員に応募し、タイの連合国捕虜収容所で泰緬鉄道建設に使役した捕虜監視に従事。戦後捕虜虐待の罪に問われ、シンガポールの軍事法廷でBC級戦犯として裁かれ、死刑判決。
後に20年に減刑され、スガモ・プリズンに移送され、1956年釈放(拘留11年間)。
「日本人」として罪を負わされながら、戦後は「外国人」として切り捨てられ、一切の援護や補償を受けない不条理をただすため、歴代29人の日本の首相に陳情、裁判にも訴えて敗訴するも「立法を促す」付言判決を勝ち取る。
すでに仲間の多くは他界したが、仲間の無念を晴らすためにも、今も毎週国会に通い、補償立法制定を訴えている。その懸命の訴えは、日韓の国会議員らにも徐々に浸透しつつある。
【目次】
1.「死の鉄路」の捕虜監視員
2.捕虜監視員になるまで
3.敗戦、逆転する立場
4.死刑判決と“俎上生活”の8ヵ月
5.スガモ・プリズンというところ
6.タクシー会社設立と遺骨送還運動
7.条理を求め裁判を闘う
8.日本政府の対応を求め、立法運動へ
→申込先:梨の木舎
(Tel)03-3291-8229
(Fax)03-3291-8090
(Email)nashinoki-sha@jca.apc.org
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