2016年07月04日22時51分掲載
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中国
JCLIFセミマンスリーニュース(「人民網」日本語版 2016年6月後半 抜粋)
<2016年7月1日>
【三菱マテリアルと中国人元強制労働者の和解暗礁に 原告の一部「和解案は受け入れられない」】
張世傑さん(89)は、第二次世界大戦中、北九州に強制連行され、過酷な労働を強いられた。彼はこれまでに3回訪日して訴訟を起こしたが、いずれも敗訴した。
6月1日、第二次世界大戦中に日本に強制連行され過酷な労働を強いられた中国人元労働者のうち3人が、三菱マテリアル(旧三菱鉱業)と和解契約を締結、会社側の謝罪と補償金を受け入れたことを表明した。
三菱マテリアル側は、「この3人は、弊社の前身である旧三菱鉱業により日本に強制連行され労働を強いられた中国人3765人の代表であり、弊社は3千人あまりの元労働者および遺族に対して、一人あたり10万元(1元は約15.5円)の賠償金を支払う。また、心から謝罪の意を示すため、元労働者の記念碑を建造する」とした。
だが、それから1ヶ月後には事態が一転。中国人元慰安婦と元強制労働者に対する支援を20年近く続け、原告側(元強制労働者)の弁護団の取りまとめをおこなってきた康健弁護士によると、新たに48人の原告が、北京市第一中級人民法院(地裁。以下、北京一中院)に訴状を提出し、今回の三菱マテリアルに対して起こした損害賠償訴訟への追加提訴を行ったという。
<2016年7月1日>
【国防部、中国側は中日海空連絡メカニズムの構築を重視】
国防部(国防省)の呉謙報道官は6月30日の定例記者会見で「中国側は中日海空連絡メカニズムの構築を非常に重視している。日本側が交渉の障害を早期に排除し、中国側と同じ方向に向かい、メカニズムの早期始動、運用を目指すことを希望する」と表明した。
〔記者〕 日本政府は、中国側は中日海空連絡メカニズムを早期に再開すべきだと表明した。このメカニズムの最新の進展について教えていただきたい。
〔呉報道官〕 中日防衛当局海空連絡メカニズムの構築は、両国首脳の重要な合意であり、連絡と意志疎通を強化し、危機を管理・コントロールし、誤解や誤った判断を回避し、不測の事態を防ぐことを旨としている。
中国側は中日海空連絡メカニズムの構築を非常に重視している。日本側が交渉の障害を早期に排除し、中国側と同じ方向に向かい、メカニズムの早期始動、運用を目指すことを希望する。
<2016年6月24日>
【習近平主席がプーチン大統領と会談】
習近平国家主席は23日にタシケントで、ロシアのプーチン大統領と会談した。
習主席は「中露善隣友好協力条約調印15周年と、中露戦略的協力パートナーシップ構築20周年にあたり、プーチン大統領が近く中国を公式訪問することには、ことのほか重要な意義がある。中国側はロシア側と共に、条約の確立した世々代々の友好の理念を発揚し、両国の政治的・戦略的相互信頼を強化し、相互支持を強化し、両国の発展戦略の連結および『一帯一路』(1ベルト、1ロード)建設と、ユーラシア経済連合建設の連結協力を推し進め、重大な国際・地域問題で協調を緊密化したい。ロシア側と共に努力して、上海協力機構の安定した健全な発展に積極的な影響を果たしたい」と表明した。
プーチン大統領は「近く中国を公式訪問することを心待ちにしている。両国の関係推進、協力強化について習主席と踏み込んで意見交換したい」と表明した。
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