2016年07月26日21時45分掲載
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国際
フランス北部のルーアン近郊の町でイスラム国戦士を名乗る2人組がカトリック教会に侵入 司祭の喉を切り殺害
今日、北部の町ルーアン近郊の町でイスラム国戦士を名乗る2人組がカトリック教会に侵入し、司祭ののどをナイフで切って殺害した。教会でテロ行為が行われたことが衝撃を与えている。
http://www.lepoint.fr/societe/en-direct-prise-d-otages-dans-une-eglise-pres-de-rouen-26-07-2016-2057039_23.php
ルポワンによると、二人組は午前10時ごろ、教会に侵入し、司祭ら5人を人質に立てこもった。駆けつけた警察官らによって、二人組は教会を出る際に射殺された。証言によると、二人組はその際、「アッラーフ、アクバル(アラーは偉大なり)!」と叫んで、警官隊にナイフを持って突進したという。
フランスの中で次第に、恐怖や憎悪のスパイラルが始まっている模様だ。しかもパリだけでなく、地方都市でも事件が起きることで安全な場所がどこにもなくなったと感じる人が増えているらしい。そうした強い不安に駆られてフランスは「人権の国」などと建前を言っている場合ではない、政府はもっと強い予防措置を取ってほしい、と願う市民までいるようだ。創設時から移民の排斥を唱えてきた国民戦線がそうした不満の受け皿になっている現実がある。
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■ニースの暴走トラック事件 テロなのか、絶望ゆえの単独犯行か 村上良太
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