2016年08月03日23時58分掲載
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中国
JCLIFセミマンスリーニュース(「人民網」日本語版 2016年7月後半 抜粋)
<2016年7月28日>
【71年後、米国老婦人が18通の感謝状を手に訪中】
27日午後、マリー・プレヴァイトさん(84)は、米国議会やニュージャージー州議会、米国在中国大使などが書いた18通の感謝状を手に、はるばる貴州省貴陽市を訪れ、71年前の第二次世界大戦中に彼女を山東省イ県(現在のイ坊)の収容所から彼女を救い出してくれた英雄、王成漢さん(91)をたずねた。二人の老人は対面すると互いに抱き合い、喜びに涙した。
イ県収容所(英語名はWeiHsien Camp、楽道院収容所または山東収容所とも呼ばれていた)は山東省のイ県楽道院に位置し、現在はイ坊広文中学とイ坊人民病院となっている。
太平洋戦争の勃発後、日本は米国が日系米国人の米国本土での活動を制限したことに対する報復として、1942年3月にこの地に外国人収容所を設置し、子ども327人を含む2008人の欧米居留民を収容した(後に捕虜交換で500人が釈放)。
<2016年7月23日>
【中国人の予想平均寿命が76歳超え 5年前より1.51歳長生きに】
国家衛生計画出産委員会がこのほど発表した2015年の衛生・計画出産事業の統計公報によると、中国国民の健康レベルが向上を続ける一方で、衛生関連支出に占める個人の割合が減少を続けているという。
統計公報によれば、15年の中国国民の予想平均寿命は76.34歳で、10年に比べて1.51歳延びた。乳児死亡率は14年の8.9‰が、15年は8.1‰に低下した。妊産婦の死亡率は10万人に21.7人から20.1人に低下した。
衛生関連支出に占める個人の割合が低下を続けており、全国の衛生関連総支出の大まかな計算によれば、15年の総支出は4兆587億7千万元(約64兆5042億6千万円)、うち個人による支出が29.97%で、割合は前年比2.02ポイント低下した。30%以下を目指すとしていた第12次五カ年計画の目標は達成された。
<2016年7月14日>
【北京 業績好調な企業は賃金9%アップを】
北京市人的資源・社会保障局はこのほど2016年の企業賃金指導ラインを発表した。
生産や経営が正常に行われ、経済的利益が増加している企業は、企業従業員の平均賃金上昇率の基準ラインを9%とし、下限を4%、上限を15%とすることを提起した。
同指導ラインは基準ライン、上限、下限で構成される。北京の基準ラインは9%で、生産経営が正常に行われ、経済的利益が増えている企業は、情況を踏まえ、基準ラインを参考にして、賃金上昇水準を設定することができる。
上限は15%で、これは過去2年間に急速な伸びを示し、16年も引き続き急速な利益の伸びが見込まれる企業でも、原則として15%を上回る賃金上昇水準を設定してはならないことを意味する。
下限は4%で、利益が例年並みが減少している企業は、情況を踏まえ、下限を参考にして、賃金上昇水準を設定できることを意味する。
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