2016年08月04日23時17分掲載
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遺伝子組み換え/ゲノム編集
ロシア 遺伝子組み換え生物の輸入・栽培禁止法案を可決
ロシア上院はこのほど科学的な研究を除き、ロシア国内での 遺伝子組み換え生物の生産と輸入禁止法案を可決した。これによりロシアは、市場からGM食品が排除されることになる。違反者 には最高、個人5万ルーブル(770ドル)、法人50万ルーブ ル(7700ドル)の罰金が科せられるという。(有機農業ニュースクリップ)
ロシアは2012年の世界貿易機関(WTO)加盟に当って、 米国の強硬な要求により、国内でのGM作物栽培解禁を容認していた。しかし、2015年6月、メドベージェフ首相は、この栽培開始時期を2年先送りし2017年からとする方針を表明した。
前後して、ロシア政府からは、GM作物は不用との発言が相次いでいた。ロシア国会は2014年より、GMO排除の法案策定と審議を始め、2015年には下院が可決していた。
ロシアは今年2月、GM汚染の可能性を理由にして、米国産トウモロコシと大豆の輸入を禁止している。
・Russia Today, 2016-6-30
Upper House approves ban on GMO production
& imports in Russia
https://www.rt.com/politics/348980-upper-house-approves-ban-on/
【関連記事】
・No.688 ロシア 食料生産で全面的にGM禁止
http://organic-newsclip.info/log/2015/15090688-2.html
・No.675 「GMO清浄国」を目指すロシア
http://organic-newsclip.info/log/2015/15060675-2.html
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