2016年08月14日13時20分掲載
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農と食
フランス 18年9月からネオニコ系農薬を禁止
農業情報研究所によれば、フランス下院は7月20日、ネオニコチノイド系農薬の禁止を含む生物多様性法案を可決した。これによりフランスでは、原則として2018年9月よりネオニコ系農薬の使用が禁止される。種子処理された種子の使用も禁止される。例外規定が設けられ、2020年7月1日までは、例外的に使用が認められるという。それ以降は全面的に禁止される。予定通りに施行された場合、EU加盟国はもちろん、先進国としても初の全面禁止となる。(有機農業ニュースクリップ)
緑の党などは、農業団体などの圧力により2020年がさらに延期される可能性があると懸念している。
・農業情報研究所, 2016-7-21
フランス 生物多様性・自然・景観回復法が成立 ネオニコチノイド殺虫剤を最終的に禁止
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/conservation/news/16072101.html
・Euractive, 2016-7-27
France delays ban on neonicotinoids until 2018
https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/news/france-delays-ban-on-neonicotinoids-until-2018/
フランスはこれまでにも、農薬規制を強化してきている。2004年には浸透性農薬の一つフィプロニルを禁止。2014年には、農薬の空中散布の禁止、2022年から個人と公的機関の農薬使用の禁止を決めている。
◆ネオニコチノイド農薬:各国の規制状況
http://organic-newsclip.info/nouyaku/regulation-neonico-table.html
【関連記事】
・No.696 フランス ネオニコ系農薬を禁止
http://organic-newsclip.info/log/2016/16040696-1.html
・No.629 フランス:農薬の空中散布を全面禁止へ
http://organic-newsclip.info/log/2014/14090629-1.html
・No.611 フランス:個人と公的な農薬使用を禁止 2022年から
http://organic-newsclip.info/log/2014/14020611-1.html
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