2016年08月31日22時26分掲載  無料記事
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国際

ND米紙ウィークリーニュース第96号(August 30, 2016)

●目次● 
 
【トルコ数万人を釈放 クーデター容疑者収容に備え】NYT 8/17 
Turkey to Release Tens of Thousands of Prisoners to Make Room for Coup Suspects 
 
【米国防省「有志連合軍に接近禁止」アサド政権に警告】WSJ 8/19 
Pentagon Warns Assad Regime to Avoid Action Near U.S. and Allied Forces 
 
【中国初の海外軍事基地 ジブチに建設中】WSJ 8/19 
China Builds First Overseas Military Outpost 
 
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【トルコ数万人を釈放 クーデター容疑者収容に備え】NYT 8/17 
Turkey to Release Tens of Thousands of Prisoners to Make Room for Coup Suspects 
 8月17日付のNew York Times紙は、トルコ政府が同日、7月のクーデター未遂に関わったジャーナリスト、教師、弁護士、裁判官らを収容するために3万8000人の囚人を釈放すると発表したことを報じた。 
 関係者によると、これまでにクーデター関連の容疑で4万人以上の人が拘留または逮捕されており、教師、警察官、官僚、航空会社の従業員ほか数万人が失職したり、適正な手続きを踏まずに資産が押収されたケースもあるという。 
 トルコ政府は今回のクーデター計画について、フェトフッラー・ギュレン氏によるものだと非難。ギュレン氏はペンシルベニア州に亡命中のイスラム聖職者で、彼らの支持者は長い間、軍部を含む国家機関の要職を占めてきたという。 
 同紙は、エルドアン大統領は政府の敵とする人々への粛清を拡大しており、非暴力的な違法行為によって有罪判決を受けた多くの犯罪者が釈放されることになる今回の政府決定は、政権の安定性を測る指針になると指摘。 
 また、トルコでは非常事態宣言下の権限によって、政府が議会の承認を得ずに新法を制定することが可能になっていて、この措置が政府機関や学校、司法制度、報道機関などその他多くの機関を麻痺させていると伝える。さらに、被疑者への拷問や監視を受けているとも報じている。 
 
【中国初の海外軍事基地 ジブチに建設中】WSJ 8/19 
China Builds First Overseas Military Outpost 
 8月19日付のWall Street Journal紙は、アフリカのジブチで中国が初めて海外に置く海軍基地の建設が進んでいると報じた。 
 建設は、今年の2月からジブチにある米軍基地から約15キロメートル離れたところではじまっており、約36万4000平方メートルの広さがあるという。基地は来年に完成予定で、武器の保管、船舶およびヘリコプターのメンテナンス施設、そして小規模な海兵隊および特殊部隊の駐屯地として活用されると同紙は伝えている。 
 中国政府は、ジブチに建設中の基地は「補給施設」だと主張。しかしその一方で、中国共産党中央軍事委員会の孫健国副参謀長は、「海外に軍事基地を着実に建設していくことは、習近平主席の外交政策における優先事項の一つである」と述べている。 
 米国防総省は、中国が今後10年間に海外にいくつかの軍事基地を確保すると見ている。 
 
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