2016年09月06日16時46分掲載
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欧州
パリでアジア人への人種的差別犯罪に 中国人などが抗議デモ
パリで中国人を中心にアジア系仏滞在者のフランスでの人種差別行為に反対する抗議デモが9月4日、バスチーユ広場から共和国広場にかけてあり組織者側発表で5万人ほどが行進した。中国人やアジア系移民は暴力や恐喝にあっても言葉があまりうまくなく、また訴えることをしないと見られていて人種的に犯罪の対象とされがち、標的にされやすいことで抗議運動が起きた。(パリ=飛田正夫)
アジア人旅行者のバスが襲われたりシャルルドゴール飛行場で盗難にあったりする事件が既におこっていた。これは犯罪の民族的・人種的差別として、今後は誰が被害者になるのだろうか?と看板をかかげて、デモでは訴えている。直接的には今回のデモはパリ近郊のオーベルヴィリエール(Aubervilliers)で先月に中国人のデザイナーが盗難の被害にあって殺害された事件に端を発する。
この事件はたんに中国人だけが受けているのではなくアジア人が一般的には日本人も韓国人も含めて、こちらの人々には見分けがつかず、しばしばお金を持っている民族であると見られているために、盗難の標的にされているということだ。
(ブログ「仏メディアの旅」から)
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