2016年09月19日20時45分掲載
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りんひろこ著「NYスタイルのジャーサラダレシピ」(世界文化社」)
サラダと言えばレタスとトマトに既存のドレッシング、という定番以外のサラダがなかなか頭に浮かばない・・・そんな人に目から鱗が落ちるのがりんひろこ著「NYスタイルのジャーサラダレシピ」でしょう。
タイトルにあるように本書は縦長のガラスの瓶(ジャー)に何層にも分けてドレッシングと様々な野菜を詰め込むスタイルを取っています。ジャーに入れる理由は職場などに持ち込むためです。著者のお勧めはアメリカの老舗ポール社が作っているジャーで、蓋の裏側にゴムパッキンが入っているので、これだとしっかり密閉できると言います。ただ、どんな瓶でも水漏れしなければ大丈夫でしょう。
一番底にドレッシング、その次にトマトや玉ねぎなどドレッシングと味がブレンドできるものとか、ドレッシングを吸収しにくい野菜、さらにその上に、ドレッシングに漬かってもよい素材・・・そして一番上にレタスのようになるべくパリパリの触感を残すためにドレッシングには漬けておかない方がよい素材を乗せていきます。そして、これを密閉しておくと、冷蔵庫で何日か日持ちもしますから、作り置きもできるそうです。で、食べる時はジャーから皿に出して食べます。
マヨネーズドレッシング、醤油ドレッシング、フレンチビネグレット、韓国風ドレッシングなどドレッシングも少しアレンジすることで独自の味わいを好みに応じて作ることが可能です。 最初に書きましたが、サラダと言ってもありきたりなサラダしか頭に浮かばない人は本書で大いに啓発されるでしょう。シーザーサラダやニース風サラダ、ギリシアのフェタチーズを使ったギリシア風サラダなどの比較的知られているサラダ以外にも様々です。カリフラワーとベーコンとパセリを使ったインドのサブジというサラダなど、世界各地の食文化をアレンジしたあとが感じられます。
・アボカド、トマト、ゆで卵、レタス、蒸し鶏、ベーコンにマヨネーズドレッシングをつけて食べる「コブサラダ」
・オレンジとくるみと人参などを合わせてフレンチビネグレットで食べる「オレンジとにんじんのラぺ」
・ミニトマトと蓮根とごぼうとバジルなどを合わせてフレンチビネグレットで食べる「根菜のバジルサラダ」
・セロリとトマトとひじきを醤油ドレッシングで食べる「セロリとトマトとひじきのサラダ」
・きゅうり、赤ピーマン、わかめ、レタス、長ネギ、カイワレなどを使って韓国風ドレッシングで食べる「チョレギサラダ」
などなど。
サラダの種類が豊富にあり、発想を自由にしてくれるところが本書の良さだと思います。ジャーを使わない人にとっても参考になるでしょう。
■私が菜食主義者になった理由 女優・演出家 コルネリー・スタティウス・ミュラー( Cornelie Statius Muller )
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■「90億人の食糧問題」(ジュリアン・クリブ著 シーエムシー出版)
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