2016年09月25日11時02分掲載　無料記事
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国際

ＮＤ米紙ウィークリーニュース第９９号（September 21, 2016）

●目次●　
　
【オバマ　「核先制不使用」断念の模様】NYT 9/5　
Obama Unlikely to Vow No First Use of Nuclear Weapons　
　
【南シナ海での新たな進出　フィリピンが中国を非難】WP 9/7　
Philippines broadens claims of Chinese reach into disputed South China Sea　
　
【北朝鮮核実験　米、独自制裁検討へ】WSJ 9/9　
North Korea Nuclear Test Puts Pressure on U.S.　
　
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【南シナ海での新たな進出　フィリピンが中国を非難】WP 9/7　
Philippines broadens claims of Chinese reach into disputed South China Sea　
　９月７日付のWashington Post紙は、フィリピン政府が同日、南シナ海スカボロー礁周辺で撮影した中国船の写真を公開し、中国が新たな紛争の火種となる漁場の確保を試みていると主張したことを報じた。　
　また同紙は、中国が主権を主張している一方、フィリピンやその他東南アジア諸国の領海に接しているこの海域に、中国がすでに人工島を建設していることを伝えた。この人工島について、西欧諸国やその同盟国は、この島が軍事基地として使われることを懸念しているという。米国もこの問題には関心を抱いており、中国がこの海域での漁業権や船舶の通行を限定する恐れがあるのではと考えていると同紙は指摘。　
　フィリピンの研究機関の上級研究員であるイアン・ストレイ氏は、先日フィリピンのドゥテルテ大統領がオバマ米大統領に対し不適切な発言をしたことで首脳会談が中止となったことに言及し、「アメリカを突き放したフィリピンは、今後、中国の動きをめぐって困難な立場に置かれる可能性がある」と指摘した。　
　
【北朝鮮核実験　米、独自制裁検討へ】WSJ 9/9　
North Korea Nuclear Test Puts Pressure on U.S.　
　９月９日付のWall Street Journal紙は、北朝鮮の核実験に対し、米国が独自に制裁を行わざるを得ない状況に追い込まれていると報じた。　
　その理由として同紙は、韓国への「高高度防衛ミサイル」（ＴＨＡＡＤ）配備や南シナ海の領有権問題によって、米中関係が悪化していることを挙げている。　
　また同紙は、米中韓にこうした問題があることから、中国が米国との協力に乗り気ではなく、中国が採択の鍵を握る国連安全保障理事会の制裁決議の見通しは立っていないと指摘。中国が制裁に協力するかは不透明だが、米国は今月末の国連総会に向け、引き続き協力を求めていくだろうと伝えている。　
　
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　ＮＰＯ法人新外交イニシアティブ（ＮＤ）が発行する「ＮＤ米紙ウィークリーニュース」は、米国各紙の中から政治・外交・日本関係の記事を抽出し、翻訳・要約してお送りするものです。　
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