2016年11月09日16時24分掲載
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国際
トランプ大統領誕生 終盤、大富豪のコーク兄弟はどう動いたのか 気になるTPP とTTIPの行方
ニューヨークタイムズの選挙速報によればトランプ大統領が誕生する見通しだ。現在トランプ候補が獲得した選挙人は279人、クリントン候補は218人。270人を獲得すれば大統領に当選となる。
http://www.nytimes.com/elections/results/president
終盤、ヒラリー・クリントン候補はメール問題がFBIによって蒸し返されるといったどんでん返しがあったが、さらに気になるのは共和党の大スポンサーである大富豪のコーク兄弟のネットワークがどう動いたのかだ。コーク兄弟はトランプ候補支持を夏になっても公式には打ち出していなかった。かといって反トランプ声明も行わずじっと沈黙を通していた。そして、草の根の自由貿易のための運動を組織し始めていた。
トランプ候補は自由貿易反対を公約にしてきたので、コーク兄弟とは正反対の立場である。だからこそ、終盤ぎりぎりの接戦で何らかの協定が結ばれたのかどうかは、気になるところだ。一時はこうした共和党陣営がクリントン候補に票を流す可能性があると言われていた。だからこそ、トランプ候補の反転攻勢の理由が知りたいところである。
共和党の主流が最終的には一枚岩となってトランプ候補を支持したのだろうか、それとも共和党の主流はやはりクリントン候補か、リバタリアン党に票を流したが、一方で反エスタブリッシュメントの庶民がトランプ候補支持で固まったのだろうか。
■あの大富豪兄弟が自由貿易推進のため新たな草の根運動を展開 コーク兄弟VSトランプ候補
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