2016年11月14日00時15分掲載
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国際
トランプ当選でサンダースが声明
大統領選の結果に嘆きや怒りの声が続くアメリカ。
トランプ当選に、あのバーニー・サンダース上院議員も11月9日、声明を出した。
ヒラリー・クリントンと民主党の大統領候補の指名獲得を争った、自称「民主的社会主義者」のサンダースは7月以降、反トランプの立場でクリントン候補を支援していた。彼は内外の騒ぎの中、冷静に、しかし、きっぱりと闘争継続を呼びかけている。
以下、その短い声明を訳してみた。
「ドナルド・トランプは、エスタブリッシュメントの経済、政治、メディアにうんざりしている没落しつつある中流階級の怒りを利用しました。
人々は、より低い賃金でより長く働かざるを得ないこと、まともな給料の仕事が中国その他の低賃金国へ逃げていること、億万長者が連邦所得税を払ってないこと、自分の子どもたちを大学で学ばせてあげる余裕のないこと、そして、その一方で、超金持ちがますます金持ちになることに、うんざりしているのです。
私と進歩派のみんなは、トランプ氏がこの国の勤労家族の生活を改善する政策を真剣に追求するならば、彼に協力する用意があります。
人種差別、性差別、排外主義、反環境の政策を追求するのなら、私たちは、きっぱり彼と対決するつもりです。」
サンダースは、トランプに投票した人たちとも一緒に闘争を進めるつもりなのだろう。すでにそれは始まっている。(西条節夫)
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