2016年12月03日09時25分掲載  無料記事
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農と食

食料政策は効率性だけでなく持続可能性、健康、文化も考慮すべき 世界の食料研究者が提言

Lawrence Haddadなど複数の食料政策の研究者は、今後の国際的な食料政策策定のためには作物の持続可能性や健康、文化への影響などの全体的な指標が必要であり、これまで顧みられてこなかった作物の開拓なども含めて優先的に研究すべきだとのコメントをNatureに寄せている。(サイエンス・メディア・センター発) 
 
食料にまつわる種々の問題は健康上の最も大きなリスクであり、世界の44%の国や地域では栄養失調と肥満が健康問題として並立しているなど矛盾した構造が見られるという。今後の人口増加やグローバリゼーション、気候変動などによって食料事情はますます厳しさを増すことが予想されるため、関連分野の研究者にはより適切な食料政策の参考となるような研究が求められているとのこと。 
 
コメントは12月1日、Natureに掲載された 
。 
http://nature.com/articles/doi:10.1038/540030a 
 
【お問い合わせ】 
Sandy Thomas 
Global Panel on Agriculture and Food Systems for Nutrition, London, UK 
Email: sandy.thomas@glopan.org 


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