2016年12月04日22時49分掲載
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農と食
イタリア人も米を食う チコリーとゴルゴンゾーラのリゾット
地中海に臨むイタリア北西部リグーリア州の風光明媚な町、スポトルノに住むエリさんとアンドレアさんのカップル。エリさんは詩人、アンドレアさんは病院勤務の看護師です。この週末はリゾットを作りました。リゾットの中でも、チコリ―とゴルゴンゾーラ(チーズ)のリゾットと名前が付けられているようです。
チコリーはキク科の野菜とされていますが、ここで使われているイタリアのチコリーはラディッキオ(Radicchio)と呼ばれ、とくに赤みのあるものはラディッキオ・ロッソと呼ばれているようです。
下のリンクのビデオがレシピの説明になっています。漢字のタトゥーを腕に入れたお兄さんのシェフが生き生きと解説しています。このリンクはエリさんが紹介してくれたものです。
http://ricette.giallozafferano.it/Risotto-radicchio-e-gorgonzola.html
ざっと見ると、玉ねぎをベースに、出しに使う野菜スープを作り、米にこの野菜スープを振りかけて浸して煮ます。そこに刻んだラディッキオ・ロッソ(チコリーの一種)を入れ、ゴルゴンゾーラチーズを入れて煮込みます。塩や黒コショウなどの調味料も入れながら。面白いと思ったのはヘーゼルナッツをオーブンで加熱してから包丁で細かく刻んでそれをこのリゾットを煮込んでいる鍋に入れることです。食感とか、味わいにハーモニーを添えるのでしょう。同じ米を食べるといっても、食の体系が随分異なります。米の種類はCar naroliという米。北イタリアのパウロという地域で収穫された米で、粒は中ぐらいの大きさです。この米を使ったレシピも一連のサイトの中でいろいろ紹介されています。
リゾットとはよく聞きますが、ここで改めてイタリア語の辞書「伊和中辞典」(小学館)を引くとリゾットとは「米をスープなどで煮た料理」と書かれています。恐らく、スープにも種類がいろいろあるのでしょう。今回のスープは野菜スープなので菜食主義の人でも食べられるレシピです。細かいレシピはリンクにイタリア語で書かれています。
アンドレアさん曰く”Era ottimo ”(最高に美味しかったよ)
”Was for 4 person, we just ate it alone, we ate it with red wine, Ely made it .We eat risotto with a spoon or a fork”
アンドレア「このリゾットは4人前です。ワインを飲みながら、リゾットだけ単独で食べました。料理したのはエリです。スプーンかフォークですくって食べます」
■本場イタリアの家庭のピザ Pizza italiana
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■パネットーネ イタリアのクリスマスの焼き菓子
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201512090959503
■イタリアの庭のトマト 取れすぎたのでトマトソースをつくるアン・ヌドさん salsa di pomodoro
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