2017年02月05日15時17分掲載
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環境
【SMC発】外来種を除去したら受粉量が増加した
独ダルムシュタット工科大学などの研究グループは、外来種の植物を除去したエリアでは、花や花粉媒介者の数が増加し受粉量も増えるとの研究成果を発表した。(サイエンス・メディア・センター)
インド洋のセイシェル諸島の山頂部4箇所で外来種を除去し、外来種を残したままのエリア4箇所と比較したところ、外来種を取り除いた地域では17.4%開花量が増加し、虫などの花粉媒介者の訪問も22.9%増えたとのこと。
外来種の駆除は生物多様性の観点から望ましくないという見解もあるが、実際の影響がどの程度なのか根拠となるデータは無かったという。
論文は31日、Natureに掲載。
http://nature.com/articles/doi:10.1038/nature21071
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