2017年03月18日00時17分掲載
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文化
「マソンファクルジョプ」 な すんじゃ( 韓国伝統料理人 )
「マソンファクルジョプ」
この料理は柿酢を使います。柿酢がやっと作れたので教室でお伝えすることができました。柿酢は1年半かけて作ったトンドン酒からの酢と柿を発酵3ケ月、合わせて発酵3ヶ月で約2年。やさしい加減で良くできました。
市販の柿酢を使えば簡単です。でも自家製の柿酢を作りたかったので時間がかかりました。柿酢は熱は通しません。酵母になるように柿は自然に白い酵母になるものが付いた柿を拭かないで使います。
トンドン酒は、マッコリの材料が違う酒で私はもち米で作りますが、あくまでも酢を作るための仕込みです。
松の花は韓国でも、中国、北朝鮮でも買えます。
マは山芋、ソンファは松の花粉、クルは蜂蜜、ジョプ接続の意味ですから、それらを合わせるのです。山芋をすりおろし柿酢、蜂蜜を入れて混ぜ、松の花粉と黒ゴマ粉をかけて食べる(汁物)李氏朝鮮時代の栄養食の一つです。昔はすり鉢で、今もすり鉢で良いのですが、量が多くて、他の宮廷料理より時間がかかるので機械を使いました。
蜂蜜は入れますが、甘くありません。身体が弱った時などに栄養価が多いすすれる汁物と考えればよいと。自然の酢など五味五色の汁物又は流動食です。
な すんじゃ( 韓国伝統料理人 )
京都在住の在日韓国人二世。韓国王朝宮中飲食伝授機関 宮中飲食研究院終了。朝鮮宮廷料理第一人者ファン・へソン先生に師事。韓国の歴史を背景として育まれた食文化、韓国伝統料理(宮廷料理、地方料理、家庭料理)を研究。韓国、日本各地で料理講師として活躍中。京都でキッチンスタジオ「韓国料理ラボ ねんね」を主宰。韓国料理店 「文家moon-ga」元料理長(東京麻布十番)
http://nasoonja.com/
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