2017年03月18日09時38分掲載
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中国
JCLIFセミマンスリーニュース(「人民網」日本語版 2017年3月前半 抜粋)
<2017年03月15日>
【中国の資産1000万元以上の富豪400万人 世界最大規模の超富裕層】
中国のライフスタイルを研究する調査会社・財富品質研究院が14日に発表した「VVIPの海外ライフスタイル報告」によると、2016年の時点で、中国には1000万元(1元は約16.6円)以上の純資産を所有するVVIPが400万人以上、1億元以上の純資産を有する富豪が15万人おり、世界最大規模の超富裕層を形成している。
同研究院が、中国の1000万元以上の資産を所有するグループを対象にした大規模な調査研究の結果を発表するのは今回が初めて。同グループに属する消費者3278人を対象に調査を実施した。
同研究院の統計によると、現在、中国の100万元以上の純資産を有する中流階級は7000万人以上で、その所有資産額は計約30兆ドル(約3420兆円)と、米国と日本を抜いて世界トップに立っている。
<2017年03月3日>
【中国は「放管服改革」を加速させ、介護サービス産業の発展を推進】
民政部(省)、国家発展改革委員会、公安部(省)、財政部(省)、国土資源部(省)、全国高齢者事業>委員会弁公室など13部門がこのほど共同で、「介護サービス産業の放管服改革の加速的推進に関する通達」を発表し、行政のスリム化と権限委譲、監督管理能力の強化、サービス水準の向上を通じて、介護サービス産業の発展に関わる社会的パワーの積極性をさらにかき立て、起業や業界参入にあたっての制度的コストを引き下げ、公平で規範化された発展環境を創出するとの方針を明らかにした。
中国はすでに高齢化社会に足を踏み入れており、介護サービスへの需要は非常に大きい。2015年には60歳以上の人が2億2千万人に達し、総人口の16.1%を占めた。介護サービスの質は2億人を超える高齢者に関わる問題であり、特に4千万人を超える障害をもった高齢者の老後の幸福に直結する。
だが日々増大する介護サービスのニーズとは裏腹に、中国の介護サービスは供給量も質も大幅に不足している。都市部と農村部で公共施設に大きな開きがあり、高齢者向け商品の製造・供給の遅れという問題も幅広く存在する。
<2017年03月2日>
【中国は「ゾンビ企業」処理で、供給側構造改革を推進】
習近平国家主席は2月28日に行われた中央財経指導チームの第15回会議で、「生産能力の削減を深いレベルで推進するには、『ゾンビ企業』という課題の処理をしっかりと行わなければならない」と指摘した。
「ゾンビ企業」とは、生産が停止になった企業、生産が半分停止になった企業、何年も続けて損失を出している企業、債務超過になっている企業でありながら、政府の補助金や銀行の追加融資で経営を維持している企業を主に指す。「ゾンビ企業」の処理は国有企業の供給側構造改革における中心的な課題だ。
国際金融危機による深層レベルの影響により、国際市場は低迷が続き、中国国内の需要の伸びは鈍化し、一部の産業では供給過剰の矛盾が先鋭化し、伝統的製造業はどこも生産能力の過剰に陥っている。2015年に中国政府は「生産能力の削減」を16年の5大構造改革任務のトップに据えた。
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日中労働情報フォーラム(JCLIF)ウェブサイトでは、毎月の前半と後半の2回、「人民網」日本語版から労働者・労働組合および日中関係に関わる記事(20件)を選択し、その抜粋(冒頭部分)を掲載しています。
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