2017年04月27日17時56分掲載
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国際
トルコと共謀罪 国民投票で憲法改正が決定となったトルコ さらに約1000人が逮捕される 国民投票の不正疑惑封じ込めか
4月16日の国民投票で憲法改正派がきわどい勝利を得た。ところが、すぐに投票不正の疑惑が報じられた。それから10日とたなない昨日に1000人以上のトルコ人が逮捕されたと外国メディアで報じられている。容疑はアメリカに滞在しているギュレン師に連なっているからだとされる。ギュレン師は証拠も明示されないまま、昨年7月のクーデター未遂事件の首謀者と政府から指弾されている。
また、ギュレン師に連なるという咎で9100人の警察職員が業務停止処分となった。ニューヨークタイムズによれば昨年夏のクーデター未遂以後、すでにおよそ45000人が拘束されている。これは恐怖政治だろう。
※ウィキペディア
「恐怖政治というのは、投獄、殺戮 等の苛烈な手段によって、反対者を弾圧して行う政治のことである。 つまり、権力を握った者が人々を弾圧したり恫喝することで恐怖を持たせ、恐怖のあまりに権力者に反対意見を言うことができなくなるようにすることで、無理やり従わせ、自らの権力を維持するという政治形態である。」
■Over 1,000 People Are Detained in Raids in Turkey
(ニューヨークタイムズ)
https://www.nytimes.com/2017/04/26/world/europe/turkey-1000-coup-gulen.html?_r=0
■共謀罪(テロ等準備罪)を知りたければ昨年トルコで起きた”クーデター未遂”後の政府による野党、ジャーナリスト、教職員、裁判所判事らの一斉逮捕・粛清を参照しよう
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