2017年05月03日09時22分掲載
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遺伝子組み換え/ゲノム編集
ゲノム編集による育種に欧米で規制を求める声
ゲノム編集に代表される新育種技術への懸念に対して、欧米では規制を求める声が大きくなってきている。米国と欧州の消費者団体で構成するトランスアトランティック消費者ダイアログ(TACD)は昨年、ゲノム編集技術など従来の遺伝子組み換え技術と異なる新育種技術について、EUと米国に対して遺伝子組み換え技術と同様の規制と表示を求める7項目の要請書を送っている。(有機農業ニュースクリップ)
米国では昨年11月、、全米有機認証基準委員会がゲノム編集技術などの新育種技術による遺伝子操作由来の成分について、従来の遺伝子組み換えと同じように、有機食品としては認めないとする勧告を満場一致で決議している。
ドイツのバーバラ・ヘンドリックス連邦環境相は先ごろ、ゲノム編集や合成生物学はEUの遺伝子組み換え規制の対象であるとする見解を述べたと伝えられ、EUの規制枠組みに影響を与えそうだ。
【関連記事】
・No.741 欧米消費者政策団体 新育種技術をGM技術とするよう提言・要請
http://organic-newsclip.info/log/2016/16090741-1.html
・No.770 米国有機基準 ゲノム編集技術を除外へ
http://organic-newsclip.info/log/2017/17020770-1.html
・No.789 ドイツ環境相:ゲノム編集は遺伝子組み換え技術同等規制の方針
http://organic-newsclip.info/log/2017/17040789-1.html
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