2017年05月18日17時38分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201705181738354

市民活動

<日本消費者連盟シンポジウム>土地に生きる

グローバル化が進行する今、世界中で農民が土地から排除されています。一方、自ら耕す土地を守る農民の運動も進んでいます。成田空港建設による土地取り上げにたたかってきた成田の農民たちがいます。フィリピンのネグロス島では80年代に、サトウキビ価格暴落のため土地なし農民は深刻な飢餓に見舞われました。パプアの人たちは、多国籍籍企業による開発のために森から追われようとしています。土地は誰のものなのでしょうか。日本とアジアを舞台にその思いを問い続けてきた人たちのお話を聞く中で、ともに考えてみましょう。(大野和興) 
 
<日本消費者連盟シンポジウム> 
「土地に生きる=三里塚の大地・ネグロスのサトウキビ農園・パプアの森から私たちの暮らしを問い直す」 
 
●日時  5月20日(土) 13:30〜16:30 
 
●会場  連合会館501会議室  千代田区神田駿河台3−2−11 
  東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」・都営地下鉄新宿線「小川町」B3出口前 
  JR中央線・総武線「聖橋口」下車徒歩5分 
  http://rengokaikan.jp/access/ 
 
◎土地を守り土を作るたたかいからー自給農園ミルバ建設へ 
石井恒司さん(成田市三里塚・百姓):成田空港建設に抗して三里塚型有機農業を作り上げてきた。人生をかけて守った農地を市民に開放する、自給農園ミルバの開設に至る過程など、貴重なたたかいの足跡を語る。 
 
◎いま農民になるーネグロスの若者の苦闘と喜び 
寺田俊さん(NPO法人APLA事務局フィリピン担当):砂糖単作地帯フィリピン・ネグロス島での土地開放をめざすたたかい、有畜複合型農業で生きようと立ち上がっている若者たちの取り組みなどを紹介。 
 
◎チョコレートの向こう側―熱帯の森を守る民衆交易 
野川未央さん(NPO法人APLA事務局次長):消費者に人気のチョコレートの向こう側に何が見えるでしょうか。開発に揺らぐパプアの森を守るために取り組まれている、カカオ生産・チョコレート流通の民衆交易を紹介。 
 
コーディネーター 大野和興(日本消費者連盟共同代表・農業記者) 
 
*NPO法人APLAは、日本を含むアジア各地で、「農を軸にした地域自立」をめざすために、2008年に発足した組織です。http://www.apla.jp/aboutus 
 
●参加資料代  800円(日消連会員は500円) 
 
●主催およびお問い合わせ先 
特定非営利活動法人・日本消費者連盟 新宿区西早稲田1−9−19−207 
電話: 03−5155−4765 FAX : 03−5155−4767 
  Eメール:office.j@nishoren.org 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。