2017年06月21日16時21分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201706211621103
政治
小池晃書記局長「日本国憲法53条に基づいて、臨時国会の開会を要求します。」 インチキ記者会見での幕引きは許されない
共産党書記局長の小池晃氏がツイッターで臨時国会の開会を求める意向を伝えている。安倍政権が加担した加計学園への便宜供与疑惑などの一層の真相解明を進める意向だ。自民党が国会閉会中の審査を拒否したことによる。
小池晃「明日21日16時半から立憲野党4党(民進、共産、自由、社民)の書記局長・幹事長会談が行われます。加計、森友疑惑解明に背を向けて共謀罪を強行した自民・公明が、閉会中審査の開催も拒否したため、日本国憲法53条に基づいて、臨時国会の開会を要求します。」
「憲法53条」は以下の通り。
「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」
安倍政権は過去に、小渕優子経済産業大臣の政治資金規正法違反疑惑でも、甘利明経済再生担当大臣のあっせん利得処罰法違反疑惑でも幕引きを成功させてきた。どんな疑惑でもひと月でもみ消すことができる・・・これが安倍政権の常識となっているようだ。マスメディアもそれらを追及することを止める形で安倍政権の延命に協力してきた。詩織さんのレイプ事件も幕引きが図られている。この上、森友学園や加計学園への便宜供与疑惑事件も幕引きがされたら、安倍政権は何をしても許される法を超越した存在になってしまうだろう。
これでは法律も国家もない、ホッブズが論じたところの「万人の万人に対する戦い」の時代に戻ってしまう。金と知恵と武力を持つ者が自由に振る舞うその世界ではレイプも殺人も泥棒も放火もやりたい放題だ。「美しい日本」などとは何の関係もない。このような社会の崩壊を食い止めるためには、今回だけは事前にシナリオが書かれていた安倍首相の欺瞞的な記者会見で幕引きをさせてはならない。
■トマス・ホッブズ著 「リヴァイアサン (国家論)」 〜人殺しはいけないのか?〜
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201312292346170
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。