2017年07月14日00時25分掲載
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検証・メディア
この期に及んでも首相と晩餐会 マスメディア各社解説委員・編集委員ら 今回は和食 田崎史郎氏も
朝日新聞の7月13日の首相動静によると、マスメディア各社はこの日、安倍首相と会食を行った。加計学園や森友学園など様々な疑惑の渦中にあり、国会での追及が行われようとしているまさに、そのような時にまた会食である。今回は何かと言えば和食だった。安倍首相の腹心の政治解説者・田崎史郎氏も参加した。
「6時49分、東京・紀尾井町のホテル『ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町』。レストラン『WASHOKU 蒼天』で曽我豪・朝日新聞編集委員、山田孝男・毎日新聞特別編集委員、小田尚・読売新聞グループ本社論説主幹、石川一郎・BSジャパン社長、島田敏男・NHK解説副委員長、粕谷賢之・日本テレビ報道解説委員長、田崎史郎・時事通信特別解説委員と食事。」(朝日)
前回、話題になったのは2月27日に赤坂の中華料理屋でのことだった。この時は森友学園への便宜供与疑惑が発覚して国民的関心事に発展した時だった。2月のこの時はその後の報道によれば安倍首相が弁解を述べたということだ。
今回は国会での質疑や内閣改造、改憲など、安倍首相にとって進退に関わる重要なタイミングである。このような時にマスメディアの幹部たちが最高権力者と一緒に食事を取っているのである。そして、これまで頻繁に繰り返されてきた会食に関してマスメディアの人々はなぜ会食をするのか、そこで何をしているかを明らかにしていない。
■マスメディアは自社の幹部が中華料理屋で首相と何をやっていたのか、まずそれを書くことから
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■新聞社は識者を集めた紙面審議会などより、自社の記者同志で首相との会食や記者クラブ報道の是非を論じるべきではないか
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201703070027132
■マスメディアは自社の幹部が寿司屋で首相と何をやっているのか、まずそれを書くことから
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201702171035105
■新聞社の編集姿勢はまずは見出しに現れる 魂なき虚ろな見出しの群れ
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■「アベ政治」の源流は小泉政治 2005年が自民党の曲がり角
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