2017年07月15日17時18分掲載
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国際
トルコ 緊急事態宣言から丸1年 共謀容疑で、さらに警察官・公務員ら 7563人が解雇される
1年前の今日、7月15日、トルコで軍のクーデター未遂があり、鎮圧後、緊急事態宣言のもとでおびただしい市民が共謀容疑で拘束された。緊急事態宣言は今なお続き、新たに7000人以上の警察官や公務員を解雇して今後も厳しく反政府運動を取り締まる意思を示した。
http://www.ladepeche.fr/article/2017/07/14/2612433-turquie-plus-7-000-policiers-soldats-membres-ministeres-limoges-selon.html
フランスのDEPECHEによると、クーデターの黒幕と政府が断定しているアメリカにいるギュレン師に連なる共謀容疑で、この1年でおよそ5万人の市民が逮捕され、約10万人が首になったとされる。また検事や裁判官など約4000人の司法官が資格を取り上げられたと言う。これらの情報はトルコのAnadolu通信によるもの。
http://www.20minutes.fr/monde/2104863-20170715-nouvelle-purge-turquie-avant-anniversaire-putsch-manque-2016
トルコでは今年4月に大統領権限を強めるための憲法改正の国民投票を行い、僅差で改正に決まった。ところがその投票前に、昨年夏以来、改憲への反対者はこのように一網打尽にされていた。そして国民投票に不正があったことが国際メディアで報道されるとさらに1000人ほどの市民が逮捕された。これも緊急事態のもと、昨年7月のクーデターの共謀容疑だった。
■トルコと共謀罪 国民投票で憲法改正が決定となったトルコ さらに約1000人が逮捕される 国民投票の不正疑惑封じ込めか
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