2017年07月25日12時53分掲載
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コラム
岡山県人と加計学園と教育 岡山県人は悲しんでいる
今、沸騰している岡山の加計学園と内閣との癒着疑惑は岡山県人にとっては残念な話題に他ならない。筆者も岡山出身である。今回の疑惑が教育をめぐる話題であることがより一層岡山県人にとっては残念である。というのは岡山県は昔から教育に熱心な県であり、それも無償の私塾という形態での教育が少なからず盛んだったと筆者は聞いているからだ。かくいう筆者の祖父も学校の教育者であったのだが、空いた時間に私塾を開いて無償で子供たちに教えてもいた。そのことはささやかな誇りだったのだ。
岡山県人がなぜ教育に熱心だったかと言えば、昔から西に毛利(長州)、東に織田・豊臣・徳川などの軍事大国に囲まれ、戦争があれば必ず軍勢の通り道となり、軍事力より情報で生き延びる必要があったからだと聞いたことがある。誰と同盟すべきか、相手を間違えると潰されてしまうからだ。県民が(藩民が)生き延びるためには県民すべての教育を高めることが必要だ。一部の富裕層や一部の経営者だけが潤う教育システムであっては国の未来が危ない。
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