2017年08月24日00時08分掲載
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中国
NHKが731部隊のドキュメンタリーを放送 日本人は「見て見ぬふり」複雑な気持ちに
8月15日は日本で「終戦記念日」と呼ばれている。
13日夜、日本の放送局NHKが「731部隊の真実〜エリート医学者と人体実験〜」という50分間にわたるドキュメンタリーを放送したことが、日本で世論の関心を集めた。この番組では、終戦直後に旧ソ連で行われたハバロフスク裁判の音声記録をNHKが発掘し、肉声と実際の隊員らへの取材を通して、731部隊中枢メンバーが細菌兵器を開発した実態を克明に語っていた。
同番組によると、第二次世界大戦中、731部隊は中国で密かに細菌兵器を開発し、それを戦争で実際に使用していた。戦後、731部隊は証拠を徹底的に隠滅し、元隊員らは口を閉ざし、真実は隠蔽された。731部隊の人体実験に参加したのは軍だけでなく、医学学者のエリートも関与していた。軍人たちは大半が戦後の裁判で裁かれたが、医学学者のエリートなどは今日まで多くの責任が曖昧になっている。それにもかかわらず、学術界で表彰されるような人物もいたという。
番組はこれについて東京大学への取材を申し込んだが、東京大学は「組織的な関与はなかった」として拒否した。
〔JCLIFセミマンスリーニュース(『人民網 日本語版』2017年8月前半 抜粋)〕
全文はこちら http://j.people.com.cn/n3/2017/0815/c94474-9255527.html
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