2017年09月14日14時46分掲載
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ITフロント
iPhone新型モデル発表の陰で いま中国工場で起こっていること
iPhone10周年と新型モデルのニュースが流れています。ところでみなさん覚えていますか? iPhoneをつくっていた中国の製造工場(台湾資本のフォックスコン)の過酷な労働を。多くの若者が自殺したという事件があったことを。(稲垣豊)
ここ数年、ユニクロの過酷労働問題を告発してきた香港の労働NGOのSACOMが、iPhone10周年にあわせて、iPhone製造における問題を告発した「How much is it worth? 労働何価?(労働の価値はいくら?)」と題した3つの短い映像(中国語と英語の字幕)を公開しました。SACOMのfacebookで公開されています。
昨年3月に来日してユニクロの過酷労働問題を訴えたSACOMのソフィーさんからの案内です。日本で交流した皆さんにもよろしく、とのことでした。
以下、簡単に説明を訳してみました。
◎How much is it worth? 労働何価?(労働の価値はいくら?)
【その1】フォックスコン(富士健)で働く労働者に、給料はいくらもらっているのかを聞いてみました。その答えは…。
https://www.facebook.com/HKSACOM/videos/1791413404220666/
【その2】2010年、フォックスコンの工場敷地内で18名の労働者が自殺を図りました。自殺を図った労働者は17歳から25歳の若者達でした。企業イメージの回復のために、フォックスコンの郭台銘会長は、労働者の賃金を20%引き上げました。しかし本当のところはどうだったのでしょうか。
https://www.facebook.com/HKSACOM/videos/1794726393889367/
【その3】アップル社が最新モデルのiPhone8を発表しました。しかしこれを製造している労働者は、厳しい経済状況のせいで家族がバラバラになっていることをご存じでしょうか。労働者の言い分を聞いてみましょう。
https://www.facebook.com/HKSACOM/videos/1797046963657310/
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