2017年09月17日14時38分掲載  無料記事
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核・原子力

日本政府も絡みトルコで原発建設計画が進む  現地市民運動が反原発映画制作への協力を呼びかけ

 トルコで原発建設計画が着々と進んでいる。一つはロシア政府が絡み、二つ目は安日本政府が絡んでいる。三菱重工とフランスのアレバが、448万kWの原発を建設するというものだ。現地では市民による強い反対が展開されており、その一環としてドキュメンタリー映画の制作が進められている。制作は市民の募金で進められて折日本の市民にも協力が呼び掛けられている。NNAFJ(No Nukes Asia Forum Japan)からの協力呼びかけを紹介する。(大野和興) 
 
■ トルコ・反原発ドキュメンタリー映画「ニュークリア・アラトゥルカ (トルコ原子力狂騒曲)」 
制作を支援して下さい 
 
日本のみなさんへ。 Nuclear alla Turca Documentary Film Project 
 
トルコはこれまで原発建設をめざしてきましたが、現在、その実現に最も近づいています。トルコ政府は、2018年の原発建設着工、2023年までの完成をめざしています。 
 
2010年には、トルコ初の原発を南部メルスィン県アックユ村に建設するため、ロシア政府と契約を結びました。そして2013年には、エルドアン大統領と安倍晋三首相が、第2の原発をトルコ北部シノップ市のインジェブルン村に建設するために原子力協定を結び、日本の三菱重工とフランスのアレバが、448万kWの原発を建設することで合意しました。しかし原発建設が予定される黒海地方には地震のリスクがあります。 
 
議論を始め、私たち自身の未来を決める権利を行使するため、映画「ニュークリア・アラトゥルカ」の制作を開始することを決めました。 私たちの目的は、手遅れになる前にトルコの人々に原子力について考えてもらい、秘密にされてきたことやトルコにおける原子力の歴史を人々に伝え、人々の原子力についての知識を高めることです。 
 
1986年にチェルノブイリの雲がトルコの上空に来たとき、トルコの政治家たちは、放射能が健康に悪影響を与えることはないと主張し、国民を騙そうとしました。彼らは「少量の放射能は体に良い」「放射能を帯びた紅茶はより美味しい」「放射能は骨に良い」などと発言してきました。 
 
本作品は、このような「アラトゥルカ(トルコ風)」で不条理な、トルコの原子力の歴史を描く、悲喜劇的ドキュメンタリー作品です。ローカルな、そしてグローバルな知られざる物語を、住人、証人、専門家、活動家、政治家ら一人ひとりから聞き出していきます 
 
この作品は、プロジェクトの実現を望む人々の支援によって制作されます。 
 
★ 映画制作支援金(1000円〜)を下記へ (日本での目標50万円) 
郵便振替 口座番号:00940-3-276634 
口座名:ストップ原発輸出キャンペーン 
ゆうちょ口座:099(ゼロキユウキユウ)店 当座0276634 
(または、クラウドファンディング →「ニュークリア・アラトゥルカ」で検索) 
 
★ 支援金ありがとうございます! 
9月14日現在、35名、計156,000円(下記に掲載) 
http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/838 


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