2017年10月13日16時04分掲載
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沖縄/日米安保
減り墜落炎上で高江区がヘリパットの全面停止を求める緊急決議 「住民の会」も抗議声明
10月12日に沖縄.高江で米軍ヘリが地元農民の牧草地に墜落、炎上した事件を受け、高江区が緊急に合代議委員会を開き、ヘリパットの使用停止を求める抗議決議を行った。同時に高江の住民による抗議声明も出された。抗議声明は北部訓練場の全面返還を求めている。(大野和興)
◆高江区が抗議決議
高江区民はヘリの墜落を目の当たりにして
いつ落ちてくるかわからないという命の危険を身をもって感じました。
これ以上犠牲になるのはいやだ!
みんなで一つになって声をあげていきます!
高江の闘いはこれからです!
北部訓練場全撤去をめざしてがんばります!
◆高江住民による抗議声明
高江区の抗議決議と同様に住民の会も抗議声明を発表します!
海兵隊Ch53E大型輸送ヘリ墜落に対する抗議声明
10月11日午後5時35分ごろ東村高江の民間地に米軍機CH53Eが墜落しました。私たちが抱き続けていた不安が目の前でついに現実のものとなったのです。高江集落を囲むように新しく6箇所のヘリパッド建設工事が着工してから10年。私たちは墜落の危険にさらされるのではないかという不安を抱え続けてきました。米軍機は県民の命の水瓶であるダムの上も飛び回ります。また私たちの住宅の真上を夜11時過ぎまでオスプレイやCH53などが超低空で飛び交うため、「このままでは子供達の命を守れない」と引越しをした家庭もあります。私たちは騒音や低周波の被害や墜落の危険などを、今まで何度も国にも防衛局にも東村にも国頭村にも沖縄県にも訴え続けてきましたが、「基地負担軽減のためだ」と言いながら、村は容認し国は工事を強行しました。
今回の墜落においてはまさに起こるべくして起こった事故であり、今後もこのまま米軍が訓練を続ける限り、同じことが起こるであろうことは明確です。これは私たちの命に関わる大問題です。国も東村も住民の命を守るどころか犠牲にしているのです。私達はこれからも常にこんな危険な状況で暮らし続けなければいけないのでしょうか。
国は「沖縄県民に寄り添う」と言っていますが、実際は寄り添うどころか私たちの声を無視し、排除し続けています。私たちには人として暮らす権利があります。そしてその権利を誰も奪うことはできません。
いくら原因を究明しても再発防止を申し入れても同じことが繰り返されているという現実が沖縄にはあります。私たちが本当に安心して暮らせるようになるためには、北部訓練場の全面返還しかありません。
私たちは今回の墜落事故を許すことは断じてできません。
私たちは私たちの命を守るために、二度と同じことが起きないように、ここに米軍と国に対し抗議し、北部訓練場の全面返還を強く要望し行動していきます。
ヘリパッドいらない住民の会 一同
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