2017年10月20日12時06分掲載  無料記事
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政治

立憲民主党の政策を読む

  立憲民主党・枝野幸男代表の演説が多くの人を惹きつけており、演説会は「・・・大作戦」と銘打たれてインターネットなどで拡散されている。選挙戦も終盤に入り、枝野陣営が投票前日の夕方(17時15分〜)「東京大作戦」と称して演説場所に選んだのは新宿駅南口バスタ前だった。立憲民主党によると、演説には1000人規模の聴衆が集まるために党の候補者のいる地域で、通行者が歩行もでき、安全も確保され、多くの人に耳を傾けてもらえる場所を選ぶのに苦労しているそうだ。21日のこの会場も最初は品川を想定していたそうだが、イベントがあることがわかり、急遽変更して新宿駅南口にしたのだという。時間も17時30分から15分繰り上げて、17時15分に変更した。 
 
  10月に立ち上がったばかりの新党ということで市民の参加と協力を力に活動してきたが、演説会の写真でも聴衆が撮影した写真を著作権フリーとして提供してもらい、告知活動に活用している。 
 
  実際に立憲民主党のホームページの政策を見てみよう。自民党・安倍政権に対する闘いから生まれた新党だけに、その対立軸が浮き彫りになる。ホームページでは5つの項目に分けて説明しているが、その主だったものを抽出して以下に紹介したい。 
 
●暮らしの分野 
 
  最低賃金の引き上げ、長時間労働の規制、同一労働・同一賃金の確立。正社員の雇用を増やす企業への支援と中小零細企業には社会保険料負担を減免する制度。児童手当や高校授業料無償化。大学授業料の減免や奨学金の拡充。それらの財源として所得税や相続税など(の累進課税)による再配分機能の強化を盛り込んでいる。 
 
●1日も早い原発ゼロ 
 
  「原発ゼロ基本法」の制定など 
 
●個人の権利を尊重し、ともに支え合う社会の実現を目指す 
 
  LGBTなどを含めたあらゆる差別の禁止、 
  カジノ解禁に反対 
  子どもへの貧困の連鎖を断つための児童福祉政策など 
 
●情報公開の徹底 
 
  特定秘密保護法の廃止、政府の情報隠蔽阻止など 
 
●立憲主義の回復 
 
  専守防衛の保持。安保法制を軸とする憲法9条改悪に反対。 
  辺野古移設の再検討など沖縄県民の理解が得られる政策 
  北朝鮮には国際社会による圧力を強めると同時に平和的解 
  決を目指す。外交による拉致問題の解決を目指す。 
  共謀罪の廃止など。 
 
※立憲民主党のホームページの政策紹介 
https://cdp-japan.jp/gallery/ 
 
 
村上良太 


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