2017年10月28日17時02分掲載
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国際
対露シンクタンク フィンランドに設立
１０月４日付のUSA TODAYは、２日、欧州１１か国と米国が共同し、ロシアによる従来の軍事脅威と、新たな脅威としてのサイバー攻撃に備えるためのシンクタンクthe European Center of Excellence for Countering Hybrid Threats（欧州ハイブリッド脅威対策英知センター）を、フィンランドの首都ヘルシンキに設立したことを報じた。
ロシアは現在、スウェーデンとフィンランドを航空探査し、バルト三国をプロパガンダの標的としているとされ、また、２０１６年のアメリカ大統領選への介入も疑われている。
ＥＵ外交政策代表のフェデリカ・モグヘリニ氏は、このようなロシアのサイバー攻撃の脅威について、ＥＵの加盟国ではあるもののＮＡＴＯの一員ではないフィンランドに拠点を持つことこそ、いかに欧州全体に脅威が広がっているかを象徴していると述べている。
フィンランドと同じくＮＡＴＯ非加盟のスウェーデンは、冷戦以降は西ヨーロッパ各国との結びつきを強めており、この２つの国はＮＡＴＯ諸国と有事の際に領土の使用を認める合意もしている。また、フィンランドは前週にポーランドとサイバー脅威の対抗に協力する合意を結んだ。
なお、同センターは、ロシアに限らずＩＳＩＳのサイバー脅威にも対抗すると同紙は報じている。
〔ＮＤ米紙ウィークリーニュース第１３０号(October 13, 2017)〕
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