2017年10月30日23時56分掲載
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政治
山口二郎氏(政治学者) 「議院内閣制の議会は、Government(政府+与党)とOpposition(野党)の討議の場」 日本の内閣の要求の異常さが浮き彫りに
安倍政権が国会の質問時間を議員数に比例して与党に7割近く与えろ、と要求していることに関して国民から厳しい批判の声が上がり続けている。政治学者の山口二郎氏はこうツイッターで述べた。
山口二郎 「イギリス議会を見ても明らかなとおり、議院内閣制の議会は、Government(政府+与党)とOpposition(野党)の討議の場。与党議員の質問に意味があるとすれば、石破のような反主流派が政府を追及するような場合だけだろう。」
安倍政権の異常さが浮き彫りになる一途だ。安倍首相が自分の身内の安泰のために、日本の制度を恣意的に改変しようとしていると言われても仕方がないだろう。驚くべきことは自民党内でこのような事態を止めようとする動きがないことだ。野党には進化が見られるが、与党は劣化が進んでいる。
南田望洋
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