2017年11月04日12時31分掲載
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国際
パレスチナ和平へ エジプト イスラエルに圧力
10月16日付のWashington Times紙は、エジプトの仲介でハマスとファタハの協議が行われ、ガザ地区の行政権限をファタハに返還することなどについて双方が合意に達したと報じた。
今回の合意は、ガザ経済の危機を緩和し、トランプ米大統領が「究極の合意」と呼ぶものとなった。
今回の合意に先立ち、先週、暫定合意が発表された。この暫定合意によって、ガザ地区の行政権限の返還と同地区の経済を荒廃させた国境通過の制限を停止することが促されるとみられている。
AP通信は、パレスチナ高官が「82歳のアッバス議長を含むファタハ指導者が今後数週間以内にガザを訪問する可能性」について言及したと報じた。
ガザは、2020年までに十分な投資がなければ居住不可能になるとされる。イスラエルは、この合意を歓迎しないものの、エジプトと米国の介入により受け入れざる得ない状況にあると同紙は分析している。
〔ND米紙ウィークリーニュース第131号(November 1, 2017)〕
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