2017年11月18日10時12分掲載
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中国
「宅配員ストレス解消ルーム」登場も、うまく機能せず
国家郵政局の最新統計データによると、宅配業は1日当たりで2億人から3億人の顧客にサービスを提供しており、毎日300万人の宅配員がさまざまな現場で作業を行い、数十万台の各種宅配車両が荷物を運んでいる。
宅配業務がピークとなる「ダブル11(11月11月のネット通販イベント)」を控え、これらの宅配員が受ける心理的ストレスについて、速やかに解決策を打ち出す必要がある。配達量が日に日にに増え、顧客とのトラブルが頻発するにつれて、多くの宅配員が、かなり大きな心理的ストレスを抱えるようになっている。
国家郵政局はこのほど、第三者機関に依託し、宅配員の業務状況に関する調査を実施した。調査対象となった約1千人の宅配員のうち約70%が、「仕事の重責に耐えられない」と答えた。このうち「かなり大きなストレスを受けている」とした人は30%、「大きな仕事上のストレスを抱えている」は28%、「仕事上のストレスに耐えるにはもう限界」は14%を占めた。また、ストレス源として最も多く挙がったのは「報酬・待遇」と「労働時間」で、「顧客との関係」がこれに続いた。
〔JCLIFセミマンスリーニュース(『人民網 日本語版』2017年11月前半 抜粋)〕
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