2017年11月23日19時08分掲載
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国際
コーカー米上院議員 トランプ外交戦略を批判
10月29日付のWashington Times紙は、ボブ・コーカー、ジェフ・フレーク両共和党上院議員による、トランプ大統領の外交政策に対する批判が注目を浴びていると報じた。
コーカー氏は上院外交委員会の委員長を務めており、トランプ大統領のイラン、中東、ロシア、北朝鮮を含む外交戦略に懸念を示す。トランプ大統領との批判合戦は、コーカー氏の3期目の立候補をトランプ大統領が認めないことから、同氏が政界引退を表明したとトランプ大統領が批判した後、激化した。トランプ大統領のツィッターによる批判に対し、コーカー氏は、ホワイトハウスを「大人の託児所」となっていると揶揄した。
コーカー氏がトランプ大統領を批判する真の狙いは、オバマ政権時代のイラン核合意にトランプ政権が関与することをやめさせ、ロシアへの厳しい制裁を含む政権の外交戦略に圧力をかけ、トランプ大統領の企みを挫くことにあるとの議会関係者筋の見方も同紙は伝えている。コーカー氏は上院予算委員会にも所属し、政権の2018年国務省予算削減を批判、9月に削減案より20%多い約510億ドルの予算を承認した。
一方、フレーク氏はコーカー氏に同調、トランプ氏に対して批判すべきことは批判すべきという姿勢だ。
〔ND米紙ウィークリーニュース第132号(November 20, 2017)〕
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