2017年12月28日17時04分掲載
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ミャンマーの風刺画
ニューヨークタイムズにミャンマーのスーチー女史を風刺する漫画が掲載された。この手のロヒンギャ族への迫害疑惑に関するものはすでに何度か出ているが、27日付国際版はこれまでよりも不気味さが際立つ。
ミャンマー国境にやってきた国連人権委員会の女性職員を前にスーチー女史を思わせる民族衣装の女性が「ここには見るべきものは何もありませんから!」と視察を拒んでいる。しかし、スーチーの足元の地中にたくさんの骸骨が埋まっているのがちらと垣間見える。
ミャンマーと言えば何年か前に難民映画祭で、軍事政権が僧侶や市民を弾圧している様をドキュメンタリー映画「ビルマVJ」で生々しく見て軍事政権の怖さを感じさせられたものだが、時が移って今度は民主化勢力と目されてきたスーチー女史の陣営がイスラム教徒のロヒンギャ族に弾圧を行っているのではないか、と見られているのだ。
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