2018年01月17日20時30分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

298 回 2018年のノーベル平和賞が核の傘に!?

世界は今、北朝鮮状況により核戦争が始まりかねない危機にあります 
そんなこともあり、昨年の2017年ノーベル平和賞を受賞したのが 
核兵器禁止条約(成立に尽力したICAN)です 
それは世界からすべての核兵器がなくなってほしいという 
世界の人々の切実なねがいがあればこそでありましょう 
しかし、それで「戦争のない、核兵器のない」世界が実現できると 
考えるのは甘すぎるというものです 
第2次世界大戦以後、大国間の戦争を 
防いでいたものこそ核兵器に他ならないのです 
なんという歴史の皮肉 でしょうか 
核の抑止力こそが戦争を防止してきた 
核を使えば、核の反撃を受ける、それは国家の息の根を 
止めかねない致命傷となりかねません 
核こそが核戦争を防いできた!!という明白な事実 
第2次大戦後70数年、朝鮮、ベトナム、イラク、アフリカ、中米等での 
地域戦争はあったものの決して大国間の戦争にはなりませんでした 
米ソという核大国間の一触即発の対立という冷戦下にあっても 
核の傘による核抑止力こそが米ソの核戦争を防いできたのです 
だが、平和憲法という9条にノーベル平和賞を!という声はあっても 
核の傘にノーベル平和賞をという声があがらないのは変ではないか 
核兵器禁止条約なんていう世界の 現実に対する 
甘ったれた認識をすて 
核の傘が世界の平和を守ってきたという冷厳な事実の前に 
多くの人々は頭をたれるしかないのです 
そして、ついに2018年のノーベル平和賞が 
核の傘に与えられることになったのです 
ああ、核というものに、とらわれつづけるしかないない 
哀れで愚かなる人間たちよ・・・・・・・。 


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