2018年03月11日20時33分掲載  無料記事
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検証・メディア

政治学者が指摘  「改ざん」と「書き換え」の違い  

  政治学者の中野晃一教授は森友学園へ財務省が国有地を法外な安値で払い下げた疑獄事件について、メディアの表現が腰が引けていることをツイッターで指摘している。 
 
 中野晃一「メディアの人には深呼吸して、ゆっくり考えてみてもらいたいです。決裁した文書を国会に出す前に『書き換え』たって、日本語として大丈夫ですか?決裁した文書の『改ざん』ではないですか?政府に言葉遣いの選択をそこまで握られていて、報道機関として恥ずかしくないですか?」 
 
 中野晃一「外国特派員たちはすでにdoctoredやforged と言った言葉を使い始めているようです。決裁したものを価値中立的に『書き換え』るということはできないですから。採点の終わった答案や締結済みの契約書を『書き換え』ただけって、ありますか?罪のない『書き換え』ならそもそも問題になってませんよ。」 
 
 
※doctor には治療を施す、という意味の他に改ざんする、 
     不正に変更するという意味がある。 
 
 forge には鉄を鍛える、という意味の他にでっちあげる、 
    偽造する、という意味がある。 


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