2018年04月14日10時50分掲載  無料記事
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国際

米英仏がシリアを攻撃   記者会見では本当にシリア軍が化学兵器を使った証拠があるのか?というのが記者たちが最も関心を持っている質問だった

  4月13日、米国を中心に英仏が参加したシリア攻撃が始まった。以下はCBSの現地報道。シリア軍が化学兵器を使ったという理由からだ。実際に誰が化学兵器を使ったかは未だはっきりしないとの説もある。安倍首相はこれを起死回生のチャンスと思うかもしれない。 
https://www.cbsnews.com/news/president-trump-address-nation-possible-syria-strike-retaliation-chemical-attack-live-updates-2018-04-13/ 
 記者会見で記者たちが問い詰めているのは実際にシリア政府軍が化学兵器を使った証拠があるのか、ということと、ミサイルを撃ち込んだという施設に化学兵器があるという証拠があるのか?という点。軍のスピーカーは明言を避け、軍の分析に基づき、市民のリスクを減らすための予防策という意味合いの答えをしている。イラク戦争を証拠無しで行った米国は再び同じ過ちを繰り返しているようである。 
  ジェームズ・マティス米国防長官は市民を標的にしない施設に対する攻撃であると説明した。仮に市民が巻き込まれるとしても最小限にするように努めたと語った。 
 
 
●U.S. launches missile strikes in Syria (ワシントンポスト) 
https://www.washingtonpost.com/world/national-security/us-launches-missile-strikes-in-syria/2018/04/13/c68e89d0-3f4a-11e8-974f-aacd97698cef_story.html?noredirect=on&utm_term=.19916fb74504 
”Gen. Joseph F. Dunford Jr., chairman of the Joint Chiefs of Staff, said the U.S. military, in conjunction with British and French forces, struck three sites 〜 a scientific research center near Damascus, a chemical weapons storage facility near Homs and a storage facility and command post also near Homs.” 
  (アメリカ統合参謀本部議長のジョセフ・ダンフォード氏は米英仏軍はダマスカス郊外の科学研究施設およびホムズ近郊の化学兵器収納倉庫、そして収納・軍事施設の3施設を攻撃したと記者会見で話した。昨年の米国によるシリア攻撃は1つの施設が対象だったという) 


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