2018年04月15日10時45分掲載
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コラム
中沢けい(作家)「大規模な集会がある時は『決壊』なんて言わずに最初から国会前の車道を開放すればいい」
公文書改ざんなどの腐敗を糾弾する昨日の国会前の緊急市民集会で警察官も多数動員された。そして、警察が設置していた柵があふれた市民によって倒される事態となった。それについて作家の中沢けい氏はツイッターでこう述べた。
中沢けい 「大規模な集会がある時は『決壊』なんて言わずに最初から国会前の車道を開放すればいい。国会前の車道はふだんから交通量も少ないし、それほど遠回りではない迂回路もある。最初から車道を開放してあれば、警備も楽にできるだろうから、警察の負担も少ない。」
実際、その通りだ。主権者は国民なのであり、主権者が国会前に集まることができないのだとしたら、あまりにもデザインがお粗末だ。さらに中沢氏はこうも言っている。
中沢けい 「選挙とデモ・集会は民主主義のための補完的機能だということを皆さんに理解してもらうためにも、広場を取り戻すことですね。政治参加の機会を保障しないと地方議会の立候補者不足は解消されないでしょうし、選挙の投票率も低いままで、政府の正当性を確保しずらいでしょうから。」
実際、市民集会は非武装であり、暴力革命を狙ったのではなく、政府に市民の考えを示しただけなのだ。
■国会前デモ 安倍政権退陣迫る 森友・加計問題で3万人(毎日)
https://mainichi.jp/articles/20180415/k00/00m/010/032000c
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