2018年04月26日23時26分掲載
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国際
米露首脳会談開催 露、米に呼びかけ
4月2日付のThe New York Times紙は、先週、イギリスで起きたロシアの元スパイ暗殺未遂事件に端を発する西側諸国との外交対立の打開策として、ロシアがトランプ大統領との首脳会談を呼び掛けていると報じた。
同紙によると、ロシア政府の外交政策顧問ユーリ・ウシャコフ氏は「トランプ大統領が、3月20日のプーチン氏との電話会談で、近いうちにホワイトハウスで首脳会談をすることを提案した」と語っており、プーチン氏はこの提案に応じる意向であるという。
また、トランプ氏は、電話会談当日に「遠くない未来にプーチン大統領と会談することを期待している」と報道陣に対して語っている。しかし、この電話会談は、元スパイ暗殺未遂事件への報復とされる先週のロシア外交官の大量追放の前のことであるため実行可能かは未だ明らかではないと同紙は伝えている。
また、米ロ首脳会談が実現すれば、国務長官に指名されているポンペオ氏及びボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が対ロシア強硬派であることから、トランプ政権内で対立が起こるのではないかと同紙は分析している。
〔ND米紙ウィークリーニュース第141号(April 18, 2018)〕
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