2018年05月07日22時28分掲載
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国際
アフガン領土再奪還 米海兵隊、新任務の実情
4月16日付のThe Washington Post紙は、米海兵隊のアフガニスタンにおける新任務について、その実現性への期待が低下していることを報じた。
同紙によると、2011年には10万人以上いたアフガニスタンの米兵が、2016年末までに1万人に減ったことで、カブール外の多くの地域でアフガニスタン政府の統制力が急激に低下しているという。
トランプ大統領は昨年8月より強固な軍事戦略を承認。タリバンへの空爆を毎月行い、兵士数を約11,000人からおよそ15,000人へと増加させた。しかし米軍司令官は、勝利を宣言するためには、タリバンとの政治的解決を目指すことがだと述べている。なお、タリバンは2017年、ラシュカルガーを征服するのではないかと懸念されるほど勢力を復活させているという。
米海兵隊の拠点であるショラブ基地に隣接するシャロバック基地に拠点を置くアフガン政府軍第215部隊は、元来は18,500人の兵士を抱えていたが、何年もの戦闘の間に9,000人をわずかに上回っている状況で、依然不十分であると同紙は報じている。アフガン政府軍は、戦闘での犠牲者、逃亡、燃料不足などの問題に直面している一方、タリバンは阿片製造と密輸で資金を得ているという。
〔ND米紙ウィークリーニュース第142号(April 28, 2018)〕
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