2018年06月12日16時32分掲載
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国際
スウェーデン新政権 戦争に備え準備か
５月２２日付のThe Washington Post紙は、２００年以上に渡り戦争を経験していないスウェーデンが、戦争への備えを呼び掛けるパンフレットを全世帯に配布したことを報じた。
同紙は、この背景にロシアの脅威があるとしているが、スウェーデン軍の実戦兵員２万人に対してロシア軍は１００万人以上であり、ロシアとの対戦で勝利することは不可能と断じている。
また、スウェーデンがＮＡＴＯに加盟していないことにも触れ、冷戦時代のように国民総動員で侵攻に立ち向かう戦略となり、半世紀ぶりにメディアによる広報活動が今週開始されていると報じている。その広報活動の一環として、スウェーデン国民に配られたパンフレットには、外国から攻められた時の防護法や有事における食料やトイレ使用に関する対応などが書かれているという。
またロシアの脅威を意識して、ハッカーが、選挙に関する偽情報を流したり、電力供給網を破壊する攻撃を仕掛けてきた場合の対策も書き込まれていると同紙は伝えている。
スウェーデン政府はまた、全人口１０００万人のうち３分の２を収容できる６万５０００のシェルター網の拡大を検討しているという。
〔ＮＤ米紙ウィークリーニュース第１４４号(June 5, 2018)〕
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