2018年07月13日21時45分掲載
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核・原子力
【たんぽぽ舎発】7月13日、原子力規制庁「東海第二原発の再稼働審査を問う」交渉速報 山崎久隆(たんぽぽ舎)
本日7月13日、衆議院第二議員会館でおこなわれた原子力規制庁との『東海第二原発の再稼働審査を問う!原子力規制委員会院内ヒアリング集会(3)−首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな−』で明らかになった問題点を速報(とりあえず4点)で送ります。
1.原子力規制庁は「経理的基礎」について勝手に「経理的基礎がある」と審査結果を出したにもか関わらず、今回のパブリックコメントにおいて対象から除外していたことが分かった。大事な「経理的基礎」について意見も出させない規制庁のひどい姿勢に批判が集中した。
2.原子力規制庁は、東海第二原発周辺の重要港からの船舶等の漂流については「津波警報が出れば船舶は逃げる」から、漂流しないとの原電の主張をそのまま受け入れ、調査等もしていない。多国籍の船員が往来している現実も認識しない態度に呆れる認識。
3.原子力規制庁は2.7kmしか離れていない東海再処理工場の事故を一切想定していない。「個別審査で爆発しないことを確認している」と荒唐無稽な説明に終始。想定外を再び繰り返す姿勢。
4.ケーブル火災についても火災の発生を想定せず、動力ケーブルにシートは巻かない、火災報知機と消火装置を設けていると回答。
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